1)調身
      体を整えることは、姿勢や体位をしっかりとバランス良く保つことである。
      骨筋・関節・腱などのすべての結合組織が相互に連結し、関係し合って安定した
      バランス良いからだをつくることでもある。
      これを進めていくのが健康運動処方とも言われ、それが練功体操の狙いでもある。


  2)調心 
      ゆったりとした心を豊かに育てることで、いつの時間も時期も、年代を越えてストレスに負けない
      精神状態と生きる意欲を持つことである。これが現代のメンタル・ヘルスの基本で、精神力を生み出す。  
      練功体操を毎日練習することで、さらに豊な心が生まれてくる。

  3)調息
     自然に、反射的に、生命維持のために実施されているのが鼻呼吸である。
      一般に息を吐くことも、吸うことも、すべてが鼻で行っている反射運動でもある。
      健康づくりに役立つのは、口呼吸であって、意識して口から息を吐く呼吸法を心掛ける。
      練功の中には、こうした口呼吸法が多く見られる。


  4)調膳
      昔から医食同源と言われているが、健康づくりの基本は、食事と栄養の バランスが必要である。  
      それもポリフェノールを多く含む抗酸化食材の野菜が中心である。
      六種類の機能食材をバランス良く摂るのも大切ですが、中高年者の場合、特に野菜・果物を
      毎食卓に並べて節食に努めて、カロリー摂取に注意する。


  5)調眠
     深い眠りに入るには、昼間の生活が大切である。
      身体活動を続けて、程良い身体の疲れを産み出しておく必要がある。
      これによって夜の熟睡を 生み出し、疲労回復の休養とリフレッシュなからだづくりに役立てていく。
      成長ホルモンやアドレナリンの分泌は、昼間の明るさと身体活動に依存する。


  6)調徳
     調徳とは、地域社会におけるボランティア活動の参加のことであり、地域社会における人間関係、
      特に人との出会いを重視する。
      例えば、地域社会教育の一環としての公民館活動やイベントが あれば、積極的に参加する。


 ■六調バランスと健康づくり
 
    古来中国医学においては、健康づくりの源を六調 : 「調身、調心、調息、調膳、
   調眠、調徳」にあるとしている。
   次ページ図は、この六調の相互関係について六種類の健康づくりの方法を示した
   ヘルス・ダイアモンドである。
   この六調を毎日の生活に実践することが、健康づくりの基本であり、
   日本健康づくり協会の理念としている。

健康づくりの方法は、この六調バランスの具体化が大切である。すべての社会的な
事象と運動・栄養・休養が一体となって、総合的にホリスティックな健康状態の淘治
によって、健康づくりが達成されるようである。
その点、練功十八法は、上記の六調健康づくりと総合的な基本的健康づくりの1つと
考えられる。